東山茶業組合の互評会 こんばんは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。 本日も春まっ盛りを感じるのどかないい日でした。 あと半月も経てば新茶期となりますが、昨年製造した荒茶をもう一度反省し、今年の製造に役立てるため互評会が開催されました。 取引先の茶商さん、JA、工場の製造者達が今年もいいお茶を作ろうと熱心に勉強会をしました。 茶処静岡が日本一の座を鹿児島県にゆずったらしいのですが、今年はお茶の話題を少しでも明るくしたいものです。 2021.03.31
萌芽調査 おはようございます、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。 桜の花もまだ満開まではいきませんが、市内あちこちで花盛りです。 今年はお茶が早いか、遅いか気になるところです。挨拶代わりに「今年のお茶はどう?」という会話がされるのです。 一茶シーズンも近づき掛川市内の茶園でJA掛川市が萌芽調査を開始したと新聞に載っていました。 萌芽調査とは市内の茶処6か所の観測茶園で、二十センチ四方の枠を茶畝のうえに置き、その中にいくつの芽が開いているか数えるのです。 初日は平均で昨年より3日ほど早いようです。 東山は北部で緯度も高いので通常は遅めです。 2月3月は気温は高めで雨量もあったので茶園の状況は良好で、その分急な低温による凍霜害が心配されます。 この調査は毎週行われ、生育状況で掛川茶市場の初取引の日が決められるそうです。 2021.03.27
ポット苗の定植 こんにちは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。 すっかり春めいてきました。山里の朝はウグイスの鳴き声で包まれます。 今日は茶園改植でポット育苗の苗木の定植をお伝えします。 ポット育苗は、ペーパーポットごと土付きで植えるため、植え痛みが少なく初期の生育によい育苗方法です。 また、定植後の根が地中に深く入りやすいのです。 このポット苗は自分で作らず購入します。 張ったマルチの穴に専用の器具を使い、土を出しポット苗を入れて土を埋め戻します。 ポット苗は効率的に仕事が進みます。 面積は5畝(せ)(1畝30坪=150坪)、品種はさえみどりです。 上に続いた畑もさえみどり品種ですので広く管理しやすい茶園になることでしょう。 「さえみどり」は東山茶業組合の戦略的品種として、力を入れております。 早生種で「やまの神」「かぶせやまの神」はこれから生産されます。 2021.03.26
茶園の改植 こんばんは!掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。 今朝は冷え込み、防霜ファンがにぎやかに回っていました。 そしてその逆で日中は暖かいいい日でした。 この3月~4月にかけては「改植」して「苗木」を定植する農作業があります。 東山地区は傾斜が多いのですが、近代は乗用型摘採がメインですのでそれができる畑にするため、ユンボ(一般にはパワーショベルのこと)を駆使して大規模に造成します。 TV「ポツンと一軒家」でスタッフが、置いてあるユンボが個人の所有物であると聞くと、「えーっ!これが個人所有なんて考えられないですよぉ」 と言ってたけど、東山の農家では半分以上の家で持ってますよ。 そして、改植造成も自分でやってしまいます。造成された面積は2反歩(たんぶ)位あるそうです。1反歩=300坪、600坪以上です。 ここに植える茶の苗は一年生(小学生ではないけど、一年生、二年生と言います)なのでとっても小さいのです。 そのまま植えてしまうと春から夏には雑草に負けてしまいます。除草対策、地温を高めるため、マルチ張りをしてあります。 元の地形と比べると、効率的なすばらしい茶園になりそうです。 2021.03.23
原木栽培のシイタケ こんばんは!掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。 昨日はこの付近ではそれほどではなかったですが、関東圏では「春の嵐」並みの荒れようだったようです。 雨の恵みでこの季節は原木栽培のシイタケが勢いよく、原木から発生しています。 ここらでは自家用に使うくらいの量の、ホダ場を持っている家が多いのです。 原木に適しているのは、主にクヌギ、コナラ、カシ、シイなどの広葉樹で堅木といわれています。 あまり細い木ですと、原木として寿命が短いですし、と言って太い木では生木ですので切り出してきたり、移動させるのに重くて大変! 木の伐採は山が紅葉を始めた頃から、春の新芽が出る前の冬の仕事なのです。 生シイタケとして食するのもいいのですが、乾燥させることにより、ビタミンDなどの栄養素が増え、味や香りも格段に上がります。 料亭のシイタケの煮物は、みんな干しシイタケを使ってありますね。 生シイタケを頂いたときは、バター焼きして醤油と砂糖で味付けすると、コクがでるので、我が家では定番となってます。 原木はこんなこもれびの森に並べてあります 森は土砂の流出を防ぎ、きれいな水を豊富に蓄え、地球温暖化防止にも役立っています。 2021.03.22
穏やかなお彼岸 こんにちは!掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。 朝もすっかり夜明けが早くなり、仕事の時間が早い人はずいぶんラクになりました。 本日は春のお彼岸のお中日、風もなく暖かで墓参にはいい日です。 東山の共同墓地は、粟ヶ岳を正面に臨む高台にあり、東山地区でもここ以外もありますが多くの家々のお墓が集まっております。 元気な時も粟ヶ岳を見ながら毎日暮らし、亡くなられてからも粟ヶ岳の前で眠り、見晴らしのいい高台にあるので残された家族を見守ってくれることでしょう。 この墓地は大変昔からあり、この地区で支那事変大東亜戦争にて多数の戦死者を出し、冥福を祈りここに戦没者のお墓建立しました。 古いものですが綺麗に石が磨かれたものもあり、彫った文字が読めるものもありました。なんと終戦の前月、20年7月に戦死された若者もいました。悲しいことです。 2021.03.20