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茶草場農法=循環型農業

東山日記

こんばんは!掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

最近すっかり日が短くなりました。

秋の日はつるべ落とし、日が沈んで間もなく真っ暗になってしまいます。

さて今頃、当工場の組合員は草刈り真っ最中です。

世界に認められた農法で品質の高い茶葉を作り続けているのに、どういうわけか収入が減っていると矛盾がありますが、めげずに今日も草刈りです。

茶草場農法は循環型農業と言われております。

茶園周辺のススキやササが生育する茶草場

⇒その草を刈って干して外に出す

⇒干した草を細かく切って茶畑に運び畝間に敷く

⇒雑草防止・土壌流出防止・保温・堆肥化

⇒毎年秋の草刈りで小さな植物にも日光が当たり育成を助け、多様な生物の生育する特別な場所に変えてきました。

先祖代々この農法を受け繋いできて、平成25年の「世界農業遺産認定」まではそんな事情は知らないうちに「良いこと」をしてきたようです。

重労働で手間がかかる農法ですが、良質なお茶を生産しようと努力してきたことで結果的に生き物を守ってきました。