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秋の例祭・疫病終息祈願

東山日記

こんにちは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

夜には虫の音も繁くなり、ここちよい季節になってきました。

今日は地元の神社である「山王神社」の秋の例祭が行われました。山車などの引き回しは昨年に引き続き中止になります。

境内や祠の掃除後、神社の宮司様の元、役員のみの神事です。準備がなかなか普段とは勝手が違い、確認しながら行っていきます。

今回は通常の神事のあと、蔓延している新型コロナの疫病終息祈願もして頂きました。

式の終了後、奥の院にある祠(ほこら)の中のご本尊も見せて頂きました。

木彫りの仏像があり、入っている祠が建てられた時の建築棟梁や木挽き(木を切った人)の名前が書かれた銘板もありました。

この板も長い年月を経ているでしょうに朽ち果てることもなくきれいなままです。桐の板らしいです。

そして建築年は天保13年(1842年)、今から179年前なのです。徳川慶喜が大政奉還したのが1867年ですから、幕末近くです。

この辺りは古くからの歴史の家が多く、十代以上続いているお宅も多いです。

そんな昔、さぞかし不便であったろう山奥にも、人々の生活の営みがあったことに思いを募らせる次第です。